審査講評
◆小学生の部
低学年の作品は、毛筆・硬筆ともに点画の基本を押さえしっかりと書けていました。中学年、高学年の毛筆では、文字の大きさ、「とめ、はね、はらい」などの基本的な点画への理解を深め、筆圧や穂先の動きに注意して書くことが大切になってきます。硬筆では、文字の大小や筆記具による印象の違いも意識して書くことが大切になってきます。
◆中学生の部
毛筆・硬筆いずれも楷書・行書ともによくまとめられていました。
硬筆では、文字の大小や筆記具の特性を理解して書くなどの工夫も大切です。
◆高校生及び成人の部
毛筆は、字形が整い、紙面構成もよくできていました。
硬筆は、用紙、筆記具を工夫した作品が並びました。
仮名では、墨色、潤渇、連綿、散らし、さらに料紙まで工夫され仕上げられていました。
《所感》
今回も皆様のご理解とご協力によりコロナ禍という状況の中、全国より総数 81,792点の応募があり、未就学児から成人の方まで熱心に学習されているのが窺えました。 なお、審査にあたりましては、公平かつ厳正な審査を行いました。